豊中市からの依頼をいただき、この夏8/9にこちらの田中健三展と兼ねて豊中市文化芸術センターにてワークショップをする予定でした。
残念ながらコロナ禍のため、中止になりました。
そこで今回は、ぬり絵展示に参加しました!
展示は75作品ありましたが、かなかなメンバーからは16名が参加してくれました!
(2階でちょっとわかり難かったですー)
Rくんは直接文芸センターに投函に行ってくれたようでした!
私はぬり絵をするのは何十年ぶり?だろう、、、
自分で描いた絵に塗ることはあっても、人の絵に塗るなんて〜本当に久しぶりでした!
どんな色にしよう?どんな柄にしよう?
と考えながら塗るのは思った以上に楽しかったです〜
そして左は芸大生の息子のぬり絵、右は芸大目指して浪人生の娘のぬり絵です。
2人は強制参加させましたが、意外と楽しんで塗っていました(笑)
田中健三さんの作品も少しご紹介〜
なんと!土曜日だというのに貸し切り状態でしたーーー
息子と2人でなんともお得な贅沢な時間を過ごすことができました!
密もなく、ゆっくりじっくり観れました!毎年MOAの展示のあるところです。
この夏開催予定だったワークショップのお話は、半年前にいただいていて田中健三さんの資料を元にワークショップの内容も考えていたのですがーーー
私は失礼ながら、この展示を観に行くまで気付かなかったことが、、、
晩年は豊中市に住み、豊中市でのお仕事も沢山手がけてこられた田中健三さん、私の母校の大阪芸術大学でも教鞭をとられていたとのことでした。
ふ〜ん、これも何かのご縁だな〜
となんとな〜く思っていたら、、、
私も田中健三先生の授業を受けていた!と思い出しました!!
それは展示されていた著書の中の一冊でした。
この本!
これは授業中に紹介されて強制購入でした(笑)
この本はなぜかはっきり覚えていました。内容は全く覚えていないのにー(^ ^;)
自宅に帰ってすぐに探してみましたがー流石にもうありませんでした(T T)
ご健在だったらいろんなお話を伺いたかったのにーーー
田中健三先生は大芸では芸術計画科の学科長だと記載がありましたが、私はデザイン科でしたので先生のお名前をすっかり忘れていたようです。1回生で基礎必須の造形の授業のみだったからです。
でも、1回生の造形基礎は、毎週1日は必ず徹夜しないと提出出来ないような鬼のような課題ばかりで、最後は泣きながら制作提出したのを覚えています。釘を何百本も打って造形を作ったり、アクリル板にテグスを何百本も通して造形を作ったり、、、
そして、デザイン科なのに木版画の課題が出たのもこの授業が最初で最後だったと思い出しました!この時の課題が私には衝撃で、その後デザイナーになってからもこの木版画を思い出して作品を作り続けていた時がありました。
左タイトル:カラー(和紙に木版画) 右タイトル:チャイナチェアー(和紙に木版画)
ちょろっと私の作品もご紹介〜
こちらは20代前半にデザイナーをしながら制作していた木版画です。墨で描いたものを木板に写し取り、版画にして制作しています。これはこの田中健三先生の課題の影響を大きく受けて制作したものでした。
左タイトル:組織(和紙に木版画) 右タイトル:黒い雨(和紙に木版画)
こちらも木版画の作品です。和紙に墨で描いただけではありません。
この頃はデザイナーとして働きながら自分探しのために作品を作り続けていて、グループ展も毎年参加、開催していました。
そしてこれら木版画の作品は、自分が店舗設計で手がけたお店(飲食店)に買い取っていただき、飾ってもらっていました。
この頃の写真はほとんど残っていませんが、展示の写真が少し見つかりました!
手がけたお店もほとんど残っていないのだろうな〜
田中健三展の紹介と一緒に私の作品まで載せるなんておこがましいですがー
こんな機会もなければ皆さんに私の作品もなかなか見ていただくこともないなーと思い記載させていただきましたm(_ _)m
改めて今回ワークショップが開催出来なかったこと、残念で仕方ありません。墨を使ったワークショップを考えていました。
この夏は旅行に出かけられなかった皆さん、是非豊中文化芸術センターへ〜