第75回こども二科展について

今年もこども二科展に出品しました

展示 : 2026年10月27日(火)〜11月1日(日) 9:30~16:30
会場 : 大阪市立美術館

今年はとうとう!
かなかなファクトリーは団体賞で最優秀賞の二科ジュニア賞をいただきました!!

かなかなファクトリーは第50回から出品しています
今回で25年目になりました

昨年一昨年と団体賞で奨励賞、特賞、といただきましたが、なんと今年はトップ賞です!

今年はかなかなメンバーから24名の作品が入選しました

こども二科展は、一般の二科展とは違って全国対象です
塾、幼稚園などの約230団体、約1万点の中から選ばれました

元々この二科展出品のきっかけとなったのは、私の大学の同級生で、堺市でかめれおんスタジオを主催している安本香織さんのお誘いでした。
彼女はサラブレッドで、お母様は二科会の会員、彼女自身も二科展に出品しているメンバーでした。私は美術団体に所属するのが苦手なので、二科展に自身の作品を出品したことはありませんし、二科会に知り合いもいません。
でも二科展と聞くと一般の方でも聞いたことがある、日展と並んで日本で一番有名な団体ではないでしょうか。
私が好きな藤田嗣治をはじめ、岡本太郎、吉原治良なども出品されています。
そんな歴史ある美術団体と知り、かなかなファクトリーを立ち上げた時から出品することにしました。

一番の目的は、入選したメンバーのご家族が喜んでくださること、そしてこれによってこども達に自信がつくこと、でした。
でも、これを目標として普段の制作をしている訳ではありません。
入選を狙って制作したりもしません。
普段の制作で出来た作品の中から何点か選んで応募しています。

かなかなファクトリーに通ってくださっているメンバーの皆さんにはご理解いただいていると思いますが、かなかなのポリシーは、こども達の自由な発想と表現を一番大切に、小手先の技術的なことは教えない、をモットーとしています。

それは二科展の展示を観ていただいても一目瞭然です。かなかなの作品は決して綺麗に上手に描いた作品ではないからです。周りの団体の作品と比べると、かなかな作品展示の壁面はゆる〜い感じです。
私にはそんなかなかなメンバーの作品は輝いて見えます。
しかしながら、これを理解していただけないご家族は毎年いらっしゃいます。

『どうしてうちの子の作品が選ばれたのですか?』
『この絵のどこが良いのですか?』

酷い時には、
『こんな絵なら家でも描けるやろ』
と聞こえてきたこともありました。

どうして素直に喜んで受け入れてもらえないのでしょうか、
他と優劣なく選ばれているにもかかわらずです。
二科展の入選作品には賞はありません、全て同列です。

それは、かなかな作品は、決して上手に描いた絵ではない、感覚だけで、自由に、好きなように、描いた作品だからです。

でも私も全く関わっていない訳ではありません。
一番の私の大仕事は、課題を考えること、そして思いっきり制作できる、楽しく制作できる空間の提供です。そこに、ほんの少し、必要最小限でアドバイスをします。
これがなければ、この絵にはなりませんし、きっと入選もしていません。

『どうやってこんな絵を描かせてるの?』

そう言っていつも感心して理解してくれているのは、かめれおんスタジオの香織さんだけでした。

そんな皆んなの感性あふれる作品を毎年選んでくれる二科会だからこそ、これまで25年間出品し続けてきました。

そしてこの事を、毎年言い訳のようにご家族の皆さんに説明し、お伝えしてきました。
でもこれでもう堂々と言えます。
そしてもう何も言わせません!(笑)
これまでのかなかなの方針は間違っていなかった、
かなかなの作品をアートとして評価された、
やっと、認めてもらえたのです。

これは本当に嬉しいことです。嬉しくて2日間ほど号泣してしまいました。
よくぞ二科会が、かなかなファクトリーを選んでくださったと、ちょっとびっくりしています。受け入れてくださったことに心より感謝致します。

そして、ここまでこれたのも、かなかなファクトリーを支えてくださっているスタッフの皆さんのお陰でもあります。
かなかなスタッフの皆さんは、かなかなメンバーさんでもあります。
学生スタッフの田中こさきちゃん、林さっちゃんは小さい頃からかなかなに通ってくれて、今は芸大美大に通っています。
大人のスタッフは、版画メンバーの竹内永理亜さん、書道メンバーの小畑美紀さん、濵さおりさんです。
かなかなファクトリーはスタッフをはじめ、メンバーの皆さん、ご家族の皆さん、周りの人々にとても恵まれてここまでくることができました。
そして最初に声をかけてくれ、これまでずっと一緒に参加し励まし合ってきた香織さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に嬉しいです、心より感謝しています

ありがとうございました
幸せです

かなかなファクトリー
やまもとかなこ




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