第70回こども二科展

昨年は新型コロナウィルスの感染状況により断念したこども二科展

今年は出品し無事に表彰式にも参加できました!

今年はこれまでの最高人数が入選されました

24名のかなかなメンバーの皆さまおめでとうございます!

(豊中クラス)
りきくん、れいなちゃん、かなちゃん、ももかちゃん、しいちゃん、まいちゃん、けいごくん、えまちゃん、あきとくん、わかなちゃん、ゆうせいくん、みわかちゃん

(宮山クラス)
せなくん、ひゅうごくん、らくくん、ゆらちゃん、あさひくん、せいやくん、りさちゃん、みずきちゃん、えまちゃん

(KDIクラス)
かずあきくん、ののちゃん、あやたくん

 

58名、216点の作品を応募しました

   

表彰式は、感染予防対策として入選者と指導者のみの参加となりました

保護者の皆様には外でライブ配信で見ていただきました

   

今年は人数が多いため、濱さんに引率スタッフをお願いしました

濱さんはかなかな書道メンバーでもあり、KDIバイリンガル幼児園教室を手伝っていただいているスタッフでもあります

 

美術館の中は例年よりも空いていました

   

昨年を除き、この20年間ずっと二科展に出品してきましたが、展示を見られた親御さんの反応には時々とても悲しくなることがあります。

我が子の作品を『素晴らしい‼︎』と思われない親御さんがいらっしゃいます。
二科展に選ばれたみんなの作品は、私自身の作品を選ばれたのと同じ思いです。

かなかなメンバーの作品をいつもこれだけ入選させてくれている審査員は、なかなか見る眼がある!と感心しています。

二科展に入選されましたお子さまの絵を見て、
『なぜこの絵が選ばれたのかわからない』
と言われることが多々あります。

それは、いわゆる『上手に描いた絵』ではないのになぜ選ばれているの?上手に描いた絵が選ばれるのではないの?という疑問なのでしょう。

かなかなでは、上手(小手先の技巧)に描けるような指導を一切しておりません。
今描けるお子さまの技術力で、アートとしてイイ絵が描ける指導を心がけています。

それは学校での美術教育とは全く違うものです。学校では色や形を重視して教えていることが多いです。人の気持ちを動かしたり感動したりするアート本来のことを教えていません。

なぜ皆さまが、学校教育だけでなくわざわざうちのアトリエに通ってくださっているのでしょうか、
我が子がアートに触れて楽しんでもらいたい、感性豊かになってもらいたい、ではないのでしょうか。
上手に写実的に描いて欲しい、ではないと信じています。

かなかなではご存知のように、必要以上の技術は教えません、なぜなら技術を知ってしまうとそれに捉われてしまい、自由に描けなくなるからです。感覚で描けなくなり、わざとらしい絵になってしまいます。

それは、美大生の悩みです。今のお子さまの歳で経験するものではありません。

二科展に入選されて展示されている絵を見てがっかりされる親御さんもいらっしゃいます。『大したことない絵なのに、なぜこれが選ばれるの?』
そのお気持ちは私が一番がっかりします。

二科展に入選されているというのは、何人もの審査員のアーティストに選ばれた作品だということをご理解いただきたいです。

そして、入選した絵は、正確にはお子さまがひとりで描き上げた絵ではありません。私が必要最小限でアドバイスし、指導し、その子の個性を引き出した絵なのです。

会場で他の画塾の入選作品も見ていただけます。上手に描いている絵も選ばれていますが、それらと見比べていただきたいです。かなかなファクトリーの入選作品は、明らかに他とは違うアート性の高さが評価されています。

『どうやって指導しているの?』
と同業者から感心されることがあります。技術を教えて上手く描かせるのは簡単です。アートに関心のある親御さんでも出来ると思います。

二科展の展示を観ていただきながら、私がこども達に何を伝えたいのか、何を指導しているのかを察していただきたいです。

そして二科展はMOAで入選される作品とは全く基準が違うということをご理解いただきたいです。
MOAの作品は学校美術の延長です。
これは学校の夏休みの宿題として、私としましては不本意ながら、できるだけ入選されやすい絵の指導をさせていただいています。

でも二科展は、入選を目標にしていませんので、普段の制作作品から選んで出品しています。

かなかなが二科展に出品していますのは、親御さんのため、そして親が喜ぶ姿を見て自信となるお子さまのためです。
大阪で一番有名な美術館で表彰されたという経験のためです。

   

20年前に二科展に出品を勧めてくれた、アトリエかめれおん主催のかあらん
大阪芸大の同級生です
今年は入選者が多かったので、色々と助けていただき、感謝です!

今年はハロウィンの日が表彰式だったので、彼女の頭にはハサミ、指にはクギが刺さっていました!!
私も仮装するべきだったかな〜〜〜

 

 

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